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Note from daily life.

Bonfire Data Analyst #2 に参加しました

Posted at — Sep 3, 2019

イベント概要

組織的取り組みの必然性

私自身もデータの「民主化」を標榜してツールを売ったり、自ら開発したり、導入を推進したりと取り組んできたので、今回のテーマ設定には強い興味を抱いた。これまであまりミートアップで開示されない領域でもあったように思う。

データの可視化は、広く様々な立場の人に、正しい情報を正確に伝え、かつアクショナブルな情報として日々の業務に組み込まれることが理想だと思っている。なので、ツール導入では何も解決せず、どこまでデータの「消費者」に歩み寄れるか、どう導くかを考え実現することが必要だと感じている。

今回のミートアップでは、組織作り、事業部門との関わり、ツールの選択肢やスキルセットの成長に合わせたマッピングのように、組織とその中の人に適した道具を揃え、どう広めていくかについて示唆に富んだ会だったように思う。

個々のセッションでは、使う人、データを用いて事業を推進する人を中心に考えられており、ツールと人・組織が両輪なんだということをよく実感できた。

また、TableauやGoogle Data Studioといったツールを、権限管理やライセンス、表現力によって使い分ける事例には共感できた。よく、一つのツールに集約してしまうケースも耳にするが、万人が納得するツールはないし、ツールごとにターゲットを定めているので、共通化が必ずしも正解とは言えないと思っている。

全体で共通していたのは、専門の部署が可視化やデータ整備を担い、事業側とのパワーバランスを適切に保ち、データ抽出の御用聞きにならないような関係構築ができている点。これは正しいデータ利用、正確な意思決定に不可欠で、セッションで触れられた「governance」を遂行する上で不可欠な、accountabilityを担う強い意志を持っているということではないだろうか。

可視化の科学、表現の技術

セッションの中で個人的に驚きだったのが、3番目に発表された水野さんによる可視化の研究について。

Information Architectや、UIについての研究では、アイトラッキングや認知・理解の調査を通じて最適な表現手法を研究するといったことは見聞きし、多少の実践をする機会があった。しかしデータ可視化でもそこまで踏み込んで研究されているケースはあまり知らなかった。

欧米のメディアでは、「Visual Vocabulary」のような、情報の性質に応じた最適なチャート選択のガイドラインがあったりして、「正しく伝える」ための手法を広める努力が成されてきたように思う。

水野さんのセッションでは、新しい可視化手法が意図したとおりに情報を伝えられているかについて、理解度や正答率の調査を通じて検証する手法が紹介された。 さらに、最終的なアウトプットとしての可視化だけでなく、アナリストのデータ探索のプロセスを理解するような取り組みも紹介されていた。

アイトラッキングを用いるのも、注意を引く要素や認識について正しく把握する助けになると思った。(世の中にはマウスの軌跡を評価するツールもあるが、自分は必ずしも注目箇所を表さず正確性に疑問を持っている)

EuroVisについては聞いたことはあったが参加を考えたことはなかったので、機会を見つけて参加してみようと思う。

ツールの多様性に疑問

発表者に共通していたのがTableauユーザーであること。自分の周囲ではTableauはレガシーBIのように揶揄されることが増えており、自分では選択肢になり得ないと考えていたので、ユーザーの多さに驚いた。

参加者に対するアンケートでは、Re:dash派も多かったように思う。ただ、全体ではTableau、Data Studio、Re:dash が多数派で、LookerやThoughtSpotといったここ数年で日本に参入したツールや、MetabaseやSupersetのようなOSSはあまり聞かれなかった(いないわけでは無い)

国内ではRe:dashコミュニティが活発なので、より適材適所、コスト効率や表現力、接続性… 様々な角度から最適なツールが選ばれるべきだと思うものの、知見が多く流通しているか否かは学習コストや運用しやすさの点で無視できない要素でもあるので、多様性も広げつつ、情報交換の機会が増えることが求められると思う。

各セッションの資料、メモ、質疑応答

開会 藤木さんのご挨拶

Bonfire Data Analystの趣旨についてYahoo!の藤木さんのお話しでスタート。

「ベンチャーから始めるデータ可視化」 吉田さん(株式会社HR Force データアナリスト)

株式会社HR Force 吉田さん

発表資料

Hr force bonfire_data analyst2 from HIRONOBU YOSHIDA

苦労話

ベンチャーのデータ準備とは?

フェーズ別可視化環境の遷移

将来的に…

質疑応答

「マエストロを引き受けたときの気持ちは?」

組織の成長に比例してコスト増えた? どう正当化した?

「ヤフーにおけるデータの可視化」 前側さん (ヤフー株式会社 データアナリスト)

ヤフー株式会社 前側さん

発表資料

ヤフーにおけるデータの可視化 from Sho Maekawa

可視化の課題

Tableau推進の取り組み

質疑応答

ファイル名やカラム名の規則に対し、可視化の規則がない

開場にいる人で何のツール使ってるかアンケート

ガバナナンスの遂行、事業部門とBIチームでパワーバランスを良好に保つのにどうしてる?

「データ可視化の研究って何をしているの?何の役に立つ?」 水野さん (ヤフー株式会社 ソフトウェアエンジニア)

ヤフー株式会社 水野さん

発表資料

データ可視化の研究って何をしているの?何の役に立つ? from Kazuyo Mizuno

可視化の研究とは?

EuroVisの紹介

論文紹介

質疑応答

深さと幅って?

機械学習の可視化って?

ヤフーで実施した可視化の研究は?

ビジネス現場で手軽に実施できる手法は?

研究結果が反映された最近の事例

「データを理解している」の評価はどうしてる?

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